2017年11月11日 (土)

パーラートチギで『木を植える音楽』展を開催します。 (2017/11/11~12/12)

「木を植える音楽」を、ご存知ですか?
 

 
 最初は3年前になるでしょうか、小川さんが出演されるというので【大谷石夢あかりコンサート】を聴きに行き、素敵な取り組みだなと思ったのももちろんですが、なにより和気あいあいとしたコンサートの雰囲気がとっても良くて。その場でCDを買いました。
 
 
CDを1枚買うと、2011年の津波の影響で、松が枯れ続けている福島県いわき市の海岸に、10本のクロマツの苗木が植えられます。

この海岸林は、何百年も前に、人の手でこつこつと植えられたもので、景観が素晴らしいだけでなく、押し寄せる津波の勢いを弱め、曳き波にさらわれる多くの命を救いました。 

そんな大切な松林が、海水を浴びたためにどんどん枯れているのです。
またいつ来るかわからない〈そのとき〉のために、またこつこつと松を植え続けようと、地元の人たちは立ち上がりました。
 
 
 
自分たちにもなにかできることがあるのではないか。
というより、なにかせずにはいられなかった。 
 
 
宇都宮の2tree cafe(現在は2tree open house)オーナーの倉本さんの呼びかけで、
アコースティックギタリスト小川倫生さんをはじめ、縁ある11組のアーティストが、このプロジェクトのために曲を書き下ろしました。

2014年にCDが完成すると、メンバーたちはキャラバンを組んでライブをおこない、現地での植林植林作業にも参加して、この活動をPRしてきました。


「木を植える音楽」twitter  https://twitter.com/kiwoueru2tree
 
そして2017年。
 
 
『木を植える音楽』が本になりました。
 
 
読める『木を植える音楽』を紡いだのは、
 
あこがれの移動古本屋Trunkbooksの三上美保子さん。
 
 
三上さんはフリーライターでもあり、ウェブマガジン「ゆたり」での連載が書籍化されたのです。
 
丁寧な取材と文章で、このプロジェクトの背景や、関わる人々それぞれのつながりや思い、CDの完成までと、その後の広がりも感じられる1冊になっています。

  
 
この【木を植える音楽】CDと書籍を、11月11日から、12月12日まで、パーラートチギの図書室で展示、販売します。
 
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より多くの人がこの取り組みを知り、いわきの海岸のうつくしい松林がまもられますように。
 
 
2tree cafeに集うミュージシャンたちが紡いだ音色は
みんなの心をつないで、
いわきの海岸林へと、その思いを届け続けています。
 
 
 
 
どうぞ手にとってご覧ください。
耳を澄ますと、聴こえてきますよ。



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2017年10月22日 (日)

レポTVで全部言う!

台風が近づいていますから、くれぐれもお気を付け下さい。

 
 
さて、読み書き堂はみなさまにお知らせがいっぱいありまして。
 
そんなあれやこれやをいっぺんにお伝えすべく(?)
 
こんどの火曜、10/24ひさびさ「レポTV」に、出演させていただきます♪

 https://www.youtube.com/watch?v=5BoD7zqfJrk

 
 
レポTVといえば、伝説のノンフィクション雑誌『季刊レポ』のPRのためのネット配信番組でして。
 
栃木の本イベントにも何度か来ていただいた、北尾トロさん、えのきどいちろうさんがメインパーソナリティーです。
 
本誌終刊後も引き続き、執筆陣の近況報告など、現在は月刊放送となっております。
 
わたしが前回出演させていただいたのは去年の4月。西荻の、トロさんの事務所で最後の放送となった回です。あーなつかしい。
 
そしてやっぱり今回も生放送なので、うっかりしてると言いたいこと全部言えずに終わっちゃう可能性が大なのです。
 
 
目標、「全部言う」!
 
 
 
ということで、あらかじめここで告知事項をまとめておきます。ニュースのヘッドラインみたい?
 
 
 
 
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② 29日の午前中は、ブックリングのメイン会場で 「蔵の街読書カフェ」を開催します☆
 
 
 
③ その2日間、栃木はふるさと祭り。そして歌麿まつりが11/5まで継続中。歌麿道中は28日予定
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④ 歌麿まつりの期間中イベント、11/3に【豆本作り体験】いかがですか♪
 
 
⑤ 11/4宇都宮の「オリオン☆一箱古本市」に出ます。
 
⑥ 11/9はlynchの古本バーです→宇都宮での活動。
 
 
 
 
 
 
 ちょっとよくばりすぎかしら。。。(^^ゞ

ご覧のみなさまも、気になるイベントがあったら是非どうぞ!
 
質問やお問い合わせもお寄せくださいませ。

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2016年11月16日 (水)

10月読書会のご報告

20161016_154004 蔵の街読書カフェ、10月は久々のキャリオカ開催でした。

参加者少ないかなと思っていたのですが
たまたま居合わせたキャリオカの常連さんも、本好きということでご参加くださったりして、 はじまってみたら8人参加の大盛況。 たくさんの本の話が聞けて、うれしい!

  それでは10月の紹介本ラインナップいってみましょー。

1)『私一人』ローレン・バコール
以前「女優の書いた本」を読みます、とツイートしたところ、鹿沼の名物書店、興文堂さんから「これかと思った」と教えられた本です。 分厚いうえに二段組で、果てしない道のりに思えましたが、文体はおもいのほか読みやすかったです。
 
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ローレン・バコールはアメリカの女優で、ハンフリー・ボガートの3人目の奥さんとしても有名。
アメリカへ渡ってきた祖父にはじまる家族の歴史から、のっぽでガリガリの少女時代。幸運を掴み映画女優となり、ボギーの妻、未亡人としての日々。愛の遍歴、そして舞台女優としての再生までを描く渾身の自伝なのだが、これを本当に自分ひとりで書いたとしたら、この人相当頭いい。
とにかく記憶が緻密でクリア。そして対人関係についてかなり赤裸々に言及している。じつに読みごたえのある1冊です。
 
この本を紹介したところ、参加者Aさんがなんと、この本の出版記念で1984年に著者が訪日した際、サイン会に行ったとおっしゃる!
 
女優さんなのだからと、本ではなくブロマイドにサインを求めたところ、笑顔で応じてくれたそうです。
 
しかもそのときのサインはいまでも大事に持っていると。いや~、なんという展開。
 
そしてホンモノを後日、見せていただきました!↓↓↓
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【ザ・ルック】と呼ばれた、独特の「めぢから」ある表情。
 
 
 
2)『赤×ピンク』桜庭一樹 (角川文庫)
いわゆるラノベ文体というか、話し言葉がメインで、わたしのなかではずんずん読めちゃうイメージの作家さんです。
 
女性たちが折りの中で格闘を繰り広げるのを見せる店、という設定で、生い立ちや境遇に闇を抱える少女たちがそれぞれに自分の人生を切り拓いていく、というストーリーだそうです。映画にもなりました。
 
ところで、桜庭さんと、桜木紫乃さんを勘違いしがち、という意見が出て気づいたのですが、わたしは『起終点駅-ターミナル』を桜庭さんだと思ってました(^_^;)
 
3)『蜂蜜と遠雷』恩田陸(幻冬舎)
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綿密な取材の上で架空のピアノコンテストを構築し、圧倒的なリアリティで描き出されるコンテスタントたちの物語。
演奏技術や精神状態、そして音楽という見えない芸術を読み手に伝える描写力が抜群。
読んだことのある方々からはクラシック音楽やコンテストに対するイメージが変わったとか、登場する曲を実際に聴いてみたくなるという感想が聞かれました。
コミック「森の中のピアノ」を想起させる部分もあると聞いて、がぜん読みたくなりましたよ。
 
 
 
 
4)
『旅路』藤原てい (読売新聞社)
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著者は、数学者・藤原正彦氏のご母堂。『流れる星は生きている』の続編として 書かれたもの。
 
1476969122841.jpg 古本屋で、「まるで本に呼ばれたように」手に取り、表紙をめくるとこの言葉が書かれていて、かつて『流れる星は生きている』に深い感銘を受けたことが一気によみがえってきて購入した、というドラマチックな出会いの1冊。
 
夫(新田次郎)を亡くした後に書いた自伝的小説ということで、前作と重複する部分もあるけれど、改めて著者の歩んできた道や、1作目が世に出てからの家族の関係などが明らかにされています。
太平洋戦争末期の、大陸からの引き揚げ話は、若い人たちにも戦争の一局面として、ぜひ知っておいてほしい出来事です。
わたしの祖母も、子供二人をつれて引き上げてきました。途中で小さい方の子を、現地の人に託してしまおうかと思ったこともあったようです。もしそうしていたら、わたしはこの世にいなかったのです。
 
 
5)
『ロビンソン漂流記』(新潮文庫)吉田健一・訳
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古い新潮文庫です。判型が、今の文庫本より一回り大きい。
ロビンソン漂流記といえば勇気と冒険の物語、という印象を持っている人が多いと思いますが、おそらくは子供向けに手を加えられているものを読んでいるのです。
 
これは1951年に訳されたものなので、いま読むと差別的な用語が遠慮なく使われていますし、内容的にもキリスト教的思想がベースになっているので、子供の頃に読んだものとは、だいぶ印象が違うことでしょう。
 
とはいえ、人種の違いや宗教観は米英文学を読むためには必要な基礎知識なのだと思いますね。
翻訳は吉田健一。お酒や食べ物の随筆ばかり書いてた人かと思ったら、この人の手になる翻訳書の多いこと!びっくりしました。ドナルド・キーンに褒められたくらい、美しい英語を操ったそうです。
 
 
 
 すみません(^_^;)  ここで力尽きました。
あとはタイトルのみ列記しておきます。。。
 
 
6)『巷説百物語』シリーズ 京極夏彦(角川文庫)
 
 
 
 
7)『名探偵コナン』90巻  少年サンデーコミックス
 
 

8)『古き良きアンティーク文房具の世界』たいみち(誠文堂新光社)

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2016年4月14日 (木)

蔵の街読書カフェ・3月のご報告と、4月読書会のお知らせ

桜のお花見も、関東付近までは一段落といったところでしょうか。
皆さんの周りはどうでしょう。
さて今月の読書会のお知らせと、3月のご報告です。

「蔵の街読書カフェ・4月読書会」
日時:平成28年 4月16日(土) 18時~20時
会場:とちぎ市民活動推進センター「くらら」 (栃木市境町19-3)
   参加費無料、見学自由。
※駐車場はありますが手狭なので、埋まってしまったら周辺駐車場をご案内します。

ひとり1冊、好きな本を持ち寄って語り合う、気楽な集まりです。
文庫本、マンガ、雑誌、絵本、写真集。本ならなんでもOKです。

~~~~~~~~
◆3月読書会のご報告(2016・3月・13日 /於・蔵の街観光館)

  ・『月の砂』イッセー尾形(徳間書店)

  イッセー尾形さんが書いた、ちょっと不思議なお話の短編集です。
  クセのある登場人物たちの会話がとっても面白い。

・『自由な自分になる』服部みれい(アスペクト)
これをご紹介くださったTさんは、とても向上心があって、こういうふうに本から自分を高める方法をいろいろと、情報収集しているそうです。いっぺんに全部は無理でも、これならできそうだな、というものを試してみるといいですね。


・『ゴリオ爺さん』バルザック(岩波文庫)

タイトルは知っていても、じつは読んだことない人が多いと思われます。
かくいう私もそうなのですが(^^;)
そんな本でも読んだ気になれるのがこの読書会の素晴らしいところ(?!でも、受け売りは要注意です)
我が身はどんなに落ちぶれようとも、子供に惨めな思いはさせたくないとか、
手の届かない場所にいたときにはくだらないと思っていたハズのことに対して、
いつの間にか野心が芽生えてしまうとか。
人間、身の程を知るって大切なんですねぇ。


・『恋文の技術』森見登美彦(ポプラ文庫)

初参加のYさんご紹介。タイトルに騙されてしまいそうですが、ラブレターのHow to本ではなく、主人公が、いろんな人に宛てて書く手紙だけで構成された物語、つまり手紙文学ですね。
片方からの手紙だけで、相手との関係性を浮かび上がらせるのはけっこう難しいと思いますが。さぁ、読みたくなってきた(笑)
手紙が重要な役目を果たす作品と言えば、『シラノ・ド・ベルジュラック』なんかも素敵ですよ。

という具合に、3月はわりと文芸色の強い読書会でした。


毎月第2木曜日は宇都宮のMusic bar lynchで、ギタリストの小川倫生さんのLiveがあります。ギターとお酒と古本の夕べ。。。
その1部と2部の間で、読み書き堂が本を紹介させていただいてます。今月は北村薫さんを読もうと思ってます。
夜遅いのですが、本好き仲間が集まって、ちょっとした古本市の様相を呈します。お近くのかた、よかったら遊びに来てみてくださいね。
5月の古本市の出展社さんもまだまだ募集中です☆
【栃木一箱古本市街道】のブログも合わせてご覧ください。
http://ameblo.jp/tochigi-hitohako/entry-12145197926.html

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2016年2月16日 (火)

お知らせふたつ! 2月読書会と、今年の古本市

1月読書会のご報告がまだですが、2月読書会のお知らせ。
そして今年の古本市の開催日が決まりました!
        ☆蔵の街読書カフェ2月読書会☆  



 日時:2月22日(月) 15:00~17:00  出入り自由  参加無料
 会場:自家焙煎珈琲キャリオカ (栃木市境町21ー25)
 ♪ひとり1冊、好きな本を持ち寄って紹介しあうタイプのお気軽読書会です。
  最近読んだ小説、思い出の絵本、テスト前になると読んでしまうマンガ、
  疲れたときに眺めていやされる写真集、自分の作品が掲載された雑誌、
  などなど・・・なんでもオッケーです。
  今回は猫の日だから、猫が出てくる本でもいいですよ(^-^)
  もちろん、見学だけでも大歓迎です。 ご参加お待ちしております。


会場は当初、とちぎ市民活動推進センター「くらら」の予定でしたが、栃木市の施設への爆破予告のため臨時休業になったという連絡がありましたので、変更しました。よろしくおねがいします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、今年の古本市も、【栃木・蔵の街かど映画祭】との同時開催が
決まりました。
というわけで今回、名称を映画祭と合わせて

【栃木・蔵の街かど古本市】とします。
開催日は、2016年5月7日(土)・8日(日)の2日間。

さぁさぁみなさま、スケジュール記入をお願いします
m(_ _)m
場所はとちぎ山車会館前広場です。 その他の詳細は、
決まりしだいお知らせします。
今回もたくさんのご参加、お待ちしております☆
詳細はいましばらくお待ちください。

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2015年7月12日 (日)

Lynchで聴く、そして読む

宇都宮の Lynch というお店で 毎月第2木曜に開催されている、ギタリスト小川倫生さんのライヴ。

これを聴きに行ったときに店主の福田一成さんにお声掛け頂きまして、ここで古本販売しませんかと。

さらに、小川さんの演奏1部と2部の間で本を読みませんか、という急展開。

Lynch_1st


5月に初めて、古本販売と朗読(『灯台守の話』)をさせていただきました。

第2回目の今月、読んだのは『紀行・アラン島のセーター』

終わってから気づいても仕方ないですが、季節感まったく無視のセレクトですね!(笑)

この夜、日付が変われば小川さんの新しいアルバム「LAST TRAP」(伊藤賢一さんとのデュオ・アルバム)が発売になるということで、

カウントダウンこそしなかったけれど、お客様たち、待ってましたとばかりに新作をお買い上げ。

西日本を巡ったライヴツアー中に生まれたというオリジナルや、それぞれの持ち曲のデュオ・アレンジ、お二人で掛け合い演奏するトラッドなど、楽しみな一枚です。わたしもちゃっかり購入しました~。

アマゾンでも買えますので、ギター好きの方、ぜひ聴いてください☆

8月は13日開催予定。夏らしいテーマで読む本を選びますよ!

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2015年3月 4日 (水)

2月読書会のご報告

2月読書会の会場はとちぎ市民活動推進センター「くらら」

気軽に使えるこういう場所があるってありがたいですね。

日曜の昼下がり、222日の午後2時という、2ゾロ開催。

今回は7名の方がご参加くださいました。

初めましてさん、2度目ましてさん、たびたびご参加さん。見学のみでも歓迎です。

 

さて今回の紹介本ラインナップ。

①『おでんの汁にウツを沈めて』和田靜香(幻冬舎文庫)  

Photo_2

出たばっかりです。『コンビニ店員は見たっ!~レジの裏から日本が見える』の増補文庫版。

CD不況、雑誌不況で仕事が激減した音楽ライター、44歳にしてコンビニ店員バイトデビュー。そこで繰り広げられる人間模様がやたら面白い1冊。

店員バイトしたことある人なら「あるある」エピソード満載で共感できるし、身勝手なお客たちの飽くなき欲求に応えるべく奮闘するマダム店長とおばちゃんたちのパワーは尊敬に値する。

いまの仕事を辞めたいと思いながらも続けている人には、何らかのピントをくれるかもしれない。

 



②『注文の多い注文書』小川洋子 クラフト・エゥ゛ィング商會(筑摩書房)

Photo_3

文体も、写真も、とてもきれいで不思議な本。

むかし読んだ本の中に出てきた、実際にはあり得ないようなものを探してほしいという【注文書】を小川さんが書き、「ないもの、あります」とうたうクラフト・エヴィング商會が探し出して、【納品書】とともに依頼主へ。

case1 人体欠視症治療薬
 case2 バナナフィッシュの耳石
 case3 貧乏な叔母さん
 case4 肺に咲く睡蓮
 case5 冥途の落丁

モチーフになった本を読んだことがある人は、章題を見ればピンと来るかも。

 



③『銀河鉄道の夜』清川あさみ版(リトルモア)

Gingatetudou

絵本、というか写真集というか。刺繍やスパンコールで描く、夢のような銀河鉄道の世界。
とても細かい作業だろうに、製作数がとても多い。

いったい原画はどれくらいの大きさなんだろうとか、この版型で、文章ページが余白少ない縦組みなのはどうなんだろうという点で、ひとしきり盛り上がる。

 


『京町屋・杉本家の京のおばんざい』 

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まずは表紙の、土間に据えられた「おくどさん」(かまどのこと。うちの田舎ではそう呼んでいた)と、和服に割烹着でその前に立つひとに注目。これは時代劇?イマドキこんなところで食事の支度をしろと言われても、大概の人は無理だろう。まず火をおこすところから始めなければならない。でも、むかしはこれが普通だったんだなぁ。

 

 

 




『新ヴィジュアル食品成分表』大修館書店 

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書店員になりたての頃、この本がこんなに売れるのかと驚いたものだった。

新版が出たときはもちろん、ふだんからよく訊かれる。料理本の棚にはありません。家庭の医学とか、病気関係の本の近くにございます。

成分表のほかに、食材についての豆知識や下処理、調理法の工夫なども載っている。カラフルだし、これなら楽しみながら取り組めるかも。

 

 


 

『いたずらトッポのおはなし・その2』桃園書房 昭和57 

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かわいい子猫のきょうだいが、お母さんのため、家事のお手伝いに奮闘する猫写真集。花柄フリルのお洋服を着て掃除や洗濯する猫…
’80年代に流行った【なめ猫】に親しんだ世代が、ツッパリスタイルではない彼らに抱くのは、懐かしさかそれとも違和感なのか。。。

それはさておき、世の中では猫派と犬派が比較されることがよくありますが、思うに猫派の人は猫の本や猫グッズも大好きで、見るとついつい欲しくなってしまう。これに対して犬派の人は 、写真やイラストの犬もたしかに好きだけど、それよりは実物の犬と戯れることの方を欲するタイプが多いんではないかということ。

 



THE ST.PAUL DAILY NEWS1926214

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えー、「読むモノ」の代表格、ついに新聞登場です。なんでもありの読書会です。

90年近くも前の新聞ですが、バレンタインの表紙がびっくりするほどカラフルですね!美顔術など、どうも内容が女性向けです。新聞にも女性向けと男性向けがあったんですね。

1926年といえば日本は大正15年。つまり年末に昭和元年がやってくる。海の向こうでは、アガサクリスティが失踪事件を起こす年です。

 




締めは『英国紅茶の歴史』河出書房新社

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アフタヌーン・ティーに代表される英国紅茶の優雅なイメージ。良くも悪くもそればかりではないエピソードが満載な一冊。お茶の起源はもちろん中国にあり。ヨーロッパでは薬用から冨の象徴となり、戦争のタネにもなったりする。かたや日本へ渡って「わび・さび」の茶の湯へと昇華する。
もとは同じ木なのにねぇ。。。

 

 

本を囲んで、取り留めのないおしゃべりに興じる。じつに愉快なひとときです。

次回はぜひ、あなたもご一緒に。

3月の開催日が決まったら、お知らせします☆


5月9日、10日は「とちぎ一箱古本市」を開催します。

プロ・アマ関係なく、本好きたちが繰り広げる『古本屋さんごっこ』。今回は山車会館前で展開予定☆

出店詳細についても、もうじき発表しますよ!

お問い合わせコメントはお気軽に。非公開希望の方はその旨お書き添えくださいませ。

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2015年1月29日 (木)

豆本作り @栃木市図書館市民フェスタ  の巻

日曜日に図書館で豆本作り教室をやりました。

 合併後初めての、市内の図書館5館が連携して開催するイベントで、栃木館のプログラム「工作教室」です。

 

 

2階の視聴覚室は映画上映が終わるとすぐに、図書館の職員さんが手早く長机をコの字に並べ、机ひとつに二人ずつ座れるように設営してくださいました。

 

 

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事前に「
20人くらいは、」といわれていたものの、いつものイベントの調子で(そんなに来るかしら~?)と気楽に考えて、日めくり工房の豆本キットを、いちおう予備含め24セットほど用意していったのです。

 

ふたを開けてみるとあっという間にイスは埋まり、お子さんからご年配の方まで、入れ代わり立ち代わり、初めての豆本作りに挑戦してもらいました。

 

若いスタッフさんが、要領を得ないわたしの説明をすぐに呑み込んで、手順の説明を手伝ってくださったので大助かり。

 

 

P1250164実際には、見返しがちょっと小さかったり、本文用紙を化粧断ちしていなかったりといった不具合が2組ほどあったのです。開始前、図書館の職員さんに「何人までできますか?」と聞かれたとき「20人」と答えておいてよかった。。。

 

予定時間より早めに終わってしまったので、せっかく来てくれたのに作れなかった方には申し訳ないことでした。豆本作りはこれからも続けていくつもりなので、次の機会にぜひ、トライしてくださいね。

 

 

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    工作教室が終わったあと、日向ぼっこで頂いたカレーとスープ。

そして、館長みずからハンドドリップしてくださったコーヒー。

 

さらに、ふだん飲食禁止の館内で供される女子高生のお抹茶(和菓子つき)

 

なんて非日常感満載!

 

どれもたいへんおいしゅうございました。(食べたり飲んだりばっかりだなオイ)

 

 

 

それにしても、いいお天気だったとはいえ、朝からずっと屋外で「図書館食堂」や「とち介グッズ」の対応をしてくださった裏方さんたち、ほんとうにお疲れさまでございました。みなさん風邪ひいてないといいんですが。

 

館内のスタッフさんたちも、こんなお祭り状態なのに、図書館としての通常業務(貸出、返却、問合せ対応)もこなしておられたというのは立派です。尊敬します。テーマを決めて図書館員さんたちが選んだおすすめ本を展示している企画コーナーで、借りたい本を見つけたのですが、あまりに忙しそうなので、後日出直すことにしました(笑)

 

 

やるほうは大変でしょうけど、年に1回でも、こういうイベントがあるとめっちゃ楽しい☆
 
ぜひまた来年も。。。ビバ図書館フェスタ!

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2014年12月14日 (日)

11月読書会報告

「11月読書会報告 & 12月読書会のお知らせ」

 

11月は、久しぶりに、「ごはんできたよ」さんでの開催となりました。

ここが、当読書会発足の場所なんですよ。

 

場所はおなじみですが、土曜の昼下がり、という時間帯での開催は初めてかもしれません。

何人集まってくれるか心配でしたが、初めてさんを含めて4人での読書会となりました。

 

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今回紹介されたのは次の9冊。

 

 

 『猟師になりたい!』北尾トロ(信濃毎日新聞)

                             

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東京から長野県松本市に移住したフリーライターの北尾トロさんが、猟師を目指すことになった!猟師が減ってシカやイノシシが増え、山が荒れていることや、銃の所持許可と狩猟免許を得るまでの段取り、狩猟ビギナーの右往左往、先輩猟師との交流、獣肉の食べ方などを、ユーモアを交えつつ描いてます。

生き物の命をとることについて、著者が小学生の娘と繰り広げる素直な気持ちのぶつけ合いに考えさせられるところ多し。

 

 

 『スワンからの手紙』(BOOK SOUNDS
 

初めてさんのご紹介です。
茶封筒に入った手紙は、スワンのほかに『イカからの手紙』や『探偵からの手紙』など、いろんな人や人じゃないものから届いたり、『退屈届』『果し状』なんてのもあるとか。これはおもしろそう! 封筒にきっちり詰められた3枚の便箋は、横づかいで余白をたっぷりとってあります。文字も活字っぽくておしゃれ。

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以下のお店に設置しているそうです。

・札幌 tronika、・東京 タコシェ、 Amleteron、神保町いちのいち、・京都 ガケ書房

http://book-sounds.blogspot.jp/

 

 

 『工場萌え』写真:石井哲 著:大山顕 (東京書籍)

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紹介者さんは理系女子にしてバイク乗り。そんな彼女の萌えポイントはやっぱり!?

子どもの頃、石灰工場群を抜ける道をよくお父さんの車で通っていたそうで、それが刷り込まれているのかなーとのこと。廃墟より生きてる工場がいい!と力説(笑)

夜、ライトアップされたコンビナートの写真は近未来的でもあり、メタリックな万華鏡をのぞいているようでもあり、不思議な美しさです。

 

 

ここからは一気にご紹介。

参加者のおひとりが、隠れテーマ「熱を感じる本」に沿ったセレクトを一気に並べ、それぞれに話題が広がって大変盛り上がりました。
 

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 『娚(おとこ)の一生』西炯子(小学館)

 『おしゃれの視線/私のスタイルを探して』光野桃(文春文庫)

 『買えない味』平松洋子(ちくま文庫)

⑦『両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム』寺山修司 (新潮文庫)      

 『サヨナライツカ』辻仁成(幻冬舎文庫)

 『小津安二郎をたどる東京・鎌倉散歩』(青春出版社・新書)


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読んだことのない本と出合える、楽しみな時間です。

12月読書会の予定も、すぐにお知らせします。

12月27日を計画中です!

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2014年10月28日 (火)

10月読書会のご報告

今月は伝建地区・嘉右衛門町の「Lydie tells a small lie」さんで初めての開催となりました。蔵を改装した、おしゃれなセレクトショップです。 

 

ここは以前、なんと「屋内釣り堀」でした。じつは私も書店員時代に、釣りに来たことがあります。コンクリート製の水槽があり、金魚が釣れました。

 

その後何年もしないうちに営業をやめてしまって、まさか取り壊されるのかと心配していたら、こーんな素敵なお店ができて、嬉しいことです。

 

  

 

さて読書会当日、時間ぎりぎりに職場から「とち介」Tシャツで直行したのですが、着いたらテーブルとイスがすでにセッティングされていて、テーブルの中央には乙女な灯りが☆

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店主の美樹さん、スタンバイありがとうございます!

 

読書会の告知を見てくださったみなさんは、会場の長い店名が気になっていたようで、途中で参加者の一人から「店名の由来を聞きたい」とリクエストが。

 

そこで、美樹さんから

 

「訳すと《リディは小さな嘘をつく》という意味。リディという名の、ちょっと意地悪なところもあるけど憎めないような女の子を想定して、その子のお部屋というイメージでお店づくりをしました」

 

と、なんとも素敵なストーリーが紹介されました。

 

 

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今回紹介されたのは次の6冊。

 

 

   『大坊珈琲店』大坊勝次(誠文堂新光社)

 

南青山で38年間続いた名店が、昨年末、惜しまれながら静かに閉店しました。前半は店主によるエッセイ風の「マニュアル」、間に関戸勇さんによる店の写真集を挟んで、後半は店に縁のある35人による寄稿文集という構成。

 

こだわりを持ってコーヒーとの時間をさりげなく演出してきた姿勢がにじみ出て、縦長の判型や、打ちっぱなしのコンクリートのような灰色一色のカバー、臙脂色の布装に箔押しのタイトルという凝りようも納得の一冊です。装幀はデザイナーの猿山修さん。

 

  

 

 『うづま有情』梶原一豊(ふろんてぃあ)

昭和5060年代に栃木市で刊行されていた『うづまっこ』というタウン誌に掲載された編集後記を、発刊10年の節目にまとめたもの。地域振興と若者を応援する熱意があふれています。

40代で病に斃れた著者が、もしいまも永らえていたら、栃木の街は変わっていたかもしれない。と、紹介者さん。

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  『正しい家計管理』林總(WAVE出版)

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表紙はかわいいですが、内容は論理的かつ実践的な家庭での経済管理指南書だそうです。

 

毎日家計簿をつけていても減らない支出に頭を悩ませるよりも、家計全体の資産を具体的に把握することや、予算を立てること、自己努力で減らすことのできない支出をコントロールする大切さが説かれているらしいです。

 

削れないのは何費?とか、通信費にいくらかかってます?と、具体的な話題になりました。

 

 

 

 

 『童謡 凧』竹久夢二(研究社※大空社復刻版)

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編集も挿絵も、ブックデザインまるごと夢二。

お持ちいただいたのは復刻版ですが、オリジナルは大正15年発行で、まさに大正ロマン爛漫のころ。画像は函の表紙です、中の表紙が「凧」という漢字のレタリング・デザインになっているので、気になるかたはどこかで実物を探してください(笑)。

個人的には筆遣いの雰囲気を残したひらがなの書体にときめいてしまいました。

 

 『のんのんばぁとオレ・愛蔵版』水木しげる(角川書店)

 

ドラマにもなった妖怪漫画家の自伝的作品。

夜の闇のこわさ、小さいころに聞かされた妖怪話や、田舎のトイレ(お便所、というほうが気分的にふさわしいですね)が家の外にあったことなどで盛り上がりました。

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これは2007年にフランス・アングレームの漫画フェスティバルで最優秀賞を受賞したことを記念して製作された、フランス版装丁の限定版。

 

 

 

 

 

 『日本人のこころ』五木寛之(講談社)

 

紹介者さんは金沢の街が大好きだそうです。金沢といえば加賀の国。この辺りは歴史的に自治に対する意識が強いそうで、「百姓の持ちたる国」について語ってくれました。

 

「一向一揆」ぐらいは歴史の授業で習った記憶がありますが、「自治」という視点で考えたことはなかったので、新鮮でした。

 

 

 

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今回も実用書から漫画まで。そして復刻版や愛蔵版など、本の中身も外側も、お楽しみいただけたかと思います。

 

  

さて、新井さんから主宰を引き継いだ【蔵の街読書カフェ】ですが、

 

この3か月、試行錯誤しながら、場所も曜日もそのつど変えて開催してきました。

 

 

8月は蔵の街大通り沿いのMOROcraftさん、

 

9月はそのお向かいの旧清水屋本店さん、

 

そして今月、伝建地区のLydie tells a small lieさん

 

 

…と、振り返ってみれば、いずれも【蔵の街】を象徴するような場所を使わせていただくことができて、とてもありがたく思っています。

 

 読書を楽しむことはもちろんですが、蔵の街ならではの場所を活用していく、ということも同時進行で実践していけたらいいなぁと、後付けながら考えています。

 

 

 

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さあ、来月はどこで開催しましょうか♪

 

 ちなみに、112日(日)には豆本ユニット「日めくり工房」として、MOROcraftさんで豆本と簡単しおりのワークショップを開催します。お時間のある方は、どうぞ遊びに来てください。

 

 

 

 

 

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