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2020年8月 3日 (月)

7月は久々のリアル、少人数で距離を保って。

蔵の街読書カフェは、ひとり1冊、好きな本を持ち寄って紹介しあうタイプの読書会です。

紙に印刷してあるものなら、絵本でも小説でも漫画でも写真集でも映画や観光地のパンフレットでも辞典でも図鑑でも新聞でもいいのです。

 

5月と6月、オンラインで試みてみました。それはそれで面白いものですね。

7月はマスク着用で、しっかり対策をして、2名での開催となりました。

 

①『リーチ先生』 原田マハ (集英社文庫)

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このリーチはバーナード・リーチ。名前くらい聞いたことがあっても、陶芸に興味がなければ「誰それ?」かもしれません。

栃木には益子という陶芸の郷があり、益子といえば濱田庄司で、彼がリーチと一緒にイギリスで窯を築いたというのは有名な話。。。

数年前に松本の民藝館でリーチの作品から感じた素朴さとユーモアみたいな印象が残っていて、「ハマダさんのお友達」にとどまらないリーチ本人の人となりに、原田さんのタッチで迫れるなら楽しそうだなと思って読んだ一冊です。

 

いいですね~師弟愛。そして職人魂。自分の生きる道を求める心というか、、、そんなものを感じました。

リーチの弟子(日本人)の目線で書かれていて、なぜリーチが日本へ来たか、日本でどんなことをしたか、がよくわかります。ちなみにタイトル、「りーちしぇんしぇー」と発音してくださいね。九州北部の方言です。かわいい。

回想から入る朝ドラ的な構成もうまくて、だれか映画にしてくれないかなーと思います。

濱田に限らず柳宗悦や河井寛次郎など民藝運動の面々もたくさん出てくるので、そのあたりの群像劇にもなりそうだし、イギリスの俳優さんを青年期と壮年期で分けて演じてもらえば、日英交流のいい作品になりそうだなぁ。

 

ちなみに、史実に基づいてはいますが、あくまで小説、フィクションです。これ大事なとこ。

 

 

②『虹いろ図書館のへびおとこ』 櫻井とりお (河出書房新社)

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5月に講談社のミステリーランド特集で盛り上がりましたね。今回は河出書房新社の5分シリーズ+(プラス)から出たこちらの本。

いじめが原因で、学校に行かずに図書館へ行くようになった小学6年生の「ほのか」が、たくさんの本を読み、そこで知り合った司書や少年との交流の中で成長していく物語だそうです。

 Dさん、メモとったりいろいろ分析しながら読んでるんですね、すごい!

ところでこちらなんと、第1回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作!いつからそんな賞が?

氷室冴子といえば、読み書き堂が中学生のころ、女子に大人気の作家さんで、氷室さんと新井素子さんが双璧でした~。

こういう作品、あのころはまだ「ラノベ」とは言ってなかった気がしますが、「ジュブナイル」?そういうジャンルありましたねぇ。

忘れちゃいけないコバルト文庫、読んだ読んだ。一時期、藤本ひとみさんのまんが家マリナシリーズにハマって、、、今や重厚なフランスの歴史ものを書いてらっしゃいますけれども、コバルトノベル大賞をとった『眼差し』(藤本瞳名義)がすごーく印象に残ってるんですよ。

 

みたいな感じで、どんどん話が広がりました。2冊だけなので思う存分脱線できて、楽しかったです。

 やっぱりリアルはいいです

さて8月は、栃木図書館で開催を予定しています。

詳細は追ってお知らせします☆

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