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2020年8月

2020年8月22日 (土)

真夏の図書館読書会

暑い中、定員いっぱいの8名で満員御礼!

栃木図書館で開催された蔵の街読書カフェ、ご参加ありがとうございました。

一人の持ち時間が少ないのはもったいない、と、2班に分けて行いました。

 

今月の紹介本はこちらです。。。

 

***読み書き堂班の紹介本リスト***

 

1)『仕口 隠れた美 -ギャンブルハウスの仕口展』、瀧下嘉弘(仕口堂)

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2018年に、カリフォルニア州パサディナ市にある100年以上前の木造建築「ギャンブルハウス」で、日本の古民家に使われていた部材の接合部分を展示する展覧会が開催された、その図録です。アメリカのジャポニズムとか、グリーン&グリーン建築とか、1950年代に日本から留学していた瀬底恒さんの存在とか、ドラマチックてんこ盛り。

 

 

2)『認知症の人の心の中はどうなっているのか?』  佐藤眞一 (光文社新書)

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ストレートなタイトルと、ド直球な表紙画像のインパクトで、手に取るのに勇気が必要かも。

いまやもう、だれでもいつでも認知症の人に遭遇しうる世の中。自分の身近な人がそうなる可能性もあるし、自分だっていつそうなるかわからない。そのとき、心ない言動で傷つけたり、自分自身にうろたえてしまわないためにも、みんな一度は読んでおいたほうがいいのかもしれません。

 

 

3)『陰謀家たちの超権力構造  [300人委員会]』ジョン・コールマン(雷韻出版)

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フリーメイソンやロスチャイルド家に詳しいIさんのご紹介。この委員会はイギリスに本部を置く影の世界政府の上部組織らしい。

大きな事から小さな事まで、事件という事件はこの委員会が後ろで糸を引いている、、、ビートルズがエドサリバンショーに出てアメリカで爆発的にヒットしたのは、若者を麻薬漬けにしようとする委員会の陰謀だとか。世の中の出来事を「だれとく」かという視点で突き詰めると、なんかいろんな想像力が掻き立てられますね。

 

 

4)『スカートの下の劇場  ひとはどうしてパンティにこだわるのか』上野千鶴子(河出文庫)

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みなさん、お母さんが買ってくるパンツから卒業したのって、いつですか?

Iさん2冊目。ムフフな話かと思ってタイトル買いしたら、全然違って内心グサリとくるものだったそうです。

男性の場合、自分の下着を母親が選んだり洗濯したりしていることに、意識下で大きな意味合いがあるんですって。ほほう。

 

 

 

5)『パラ・スター』〈Side 百花〉・〈Side 宝良〉阿部暁子 (集英社文庫)

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ここまで小説が出てこなかったので、これを選んでよかったです、と言って館長さんが出してきたのがこれ。青春小説、いわゆるラノベといわれるジャンルですね。

世間的にはそれほど有名ではないけれど、若くて期待の持てる作家さんがいるのだそうです。

車いすテニスでパラリンピックを目標に成長していくモモカとタカラの物語。それぞれの視点で書かれた2冊組の文庫本です。百花は競技用車いすのエンジニアとして、宝良は車いすテニスプレイヤーとして。

本当なら現実のパラリンピック開催と相まって、ヒットしてほしかったところでしょう。

パラスポーツに限らず、表舞台と、それを支える側のタブルストーリーというのは興味深いです。

 

 

***ダコーブックス班のリスト***

6)『暗幕のゲルニカ』

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私は前回の原田マハつながりで、暗幕のゲルニカを読みました。なんかダメ男ピカソに振り回される女二人?みたいな誤読しても楽しいのかなーって思いました。あとゲルニカに対しての鳩の絵ね。ここが楽しい深読みポイントなのだわ。

 

 

7)『元年春之祭』

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ミステリマニアの方にご紹介いただいたのは、「元年春之祭」。2000年前の中国を舞台にしたミステリだそうです。著者本人とも去年お会いしたんですって。サインもらえばいいのに。

 

 

8)『夢をかなえるゾウ』

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行政書士の方からのご紹介は「夢を叶えるゾウ」。今4巻まで出てる上に、文庫にもなってました。ベストセラーですねぇ。お金欲しいねぇ。ただの自己啓発本と侮るなかれ。読みやすくってキャラが立ってて面白いそうです。

 

 

9)『土の話』

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「土の話」。こちらは、放射能に汚染された大地が、阿武隈弁で語るという絵本。アバンギャルド(?)な色使いでいいですね。僕らは大地に立ちいずれ土に還る生き物。科学技術とどう向き合うか。考えさせられますね。

 

 

 

ダコーさん班のコメントは、ツイッターから転載させていただきました!

https://twitter.com/dakohbooks

 

というわけで、

読み書き堂による読書カフェはあと1回!!

会場は、当読書会発祥の地である「ごはんできたよ」さん。

移転後の開催は初めてですが、、、日程決まり次第、お知らせします☆

 

また、宇都宮のミュージックバーリンチさんで、古本バーも計画中です♪お楽しみに(*^_^*)

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2020年8月16日 (日)

8月、半年お待たせしました。

蔵の街読書カフェ、2月は栃木図書館で開催の予定でしたが、コロナウイルス感染拡大防止のため中止となって、、、

あれから半年。

 

消毒や換気、人数制限など、感染防止策をとったうえで開催できることになりました。

ありがとうございます。

 

~~~~~~~~~
ひとり一冊、好きな本を持ち寄って紹介しあう気軽な読書会です。
参加ご希望の方は栃木図書館へお電話またはFAXでお問い合わせ・ご予約ください。
日時:8月19日(水)14:00~15:00
 
会場:栃木図書館(栃木市旭町12-2)
 
共催:栃木図書館・栃木図書館友の会


【電話】0282-22-3542 【FAX】0282-22-1784


読んでおもしろかった!みんなに教えたい!
と思ったものならジャンルは問いません。
小説でも、絵本でも、エッセイでも、漫画でも、
辞典でも図鑑でも雑誌でも、なんでもオッケー!


定員8名。
 
基本的にマスク着用でお願いします。(困難な場合その旨お申し出ください)
 
水分補給用のお飲み物は、ふたがきっちりできる容器(ペットボトルや水筒)で各自ご持参ください、
 
また、ご予約いただいていても、当日体温がいつもより1度以上高かったり、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
 
感染拡大防止のため、ご理解ご協力をお願いいたします。

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読み書き堂が主催するのは今月と来月の、あと2回です。

これまで参加したことのある方、いつか参加しようと思っていた方も、よろしければ足をお運びくださいね。

(画像は我が家の庭のブラックベリーと、富士見町レタースタンドのお隣で一日古本屋を開催した時のものです)

 

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2020年8月 3日 (月)

7月は久々のリアル、少人数で距離を保って。

蔵の街読書カフェは、ひとり1冊、好きな本を持ち寄って紹介しあうタイプの読書会です。

紙に印刷してあるものなら、絵本でも小説でも漫画でも写真集でも映画や観光地のパンフレットでも辞典でも図鑑でも新聞でもいいのです。

 

5月と6月、オンラインで試みてみました。それはそれで面白いものですね。

7月はマスク着用で、しっかり対策をして、2名での開催となりました。

 

①『リーチ先生』 原田マハ (集英社文庫)

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このリーチはバーナード・リーチ。名前くらい聞いたことがあっても、陶芸に興味がなければ「誰それ?」かもしれません。

栃木には益子という陶芸の郷があり、益子といえば濱田庄司で、彼がリーチと一緒にイギリスで窯を築いたというのは有名な話。。。

数年前に松本の民藝館でリーチの作品から感じた素朴さとユーモアみたいな印象が残っていて、「ハマダさんのお友達」にとどまらないリーチ本人の人となりに、原田さんのタッチで迫れるなら楽しそうだなと思って読んだ一冊です。

 

いいですね~師弟愛。そして職人魂。自分の生きる道を求める心というか、、、そんなものを感じました。

リーチの弟子(日本人)の目線で書かれていて、なぜリーチが日本へ来たか、日本でどんなことをしたか、がよくわかります。ちなみにタイトル、「りーちしぇんしぇー」と発音してくださいね。九州北部の方言です。かわいい。

回想から入る朝ドラ的な構成もうまくて、だれか映画にしてくれないかなーと思います。

濱田に限らず柳宗悦や河井寛次郎など民藝運動の面々もたくさん出てくるので、そのあたりの群像劇にもなりそうだし、イギリスの俳優さんを青年期と壮年期で分けて演じてもらえば、日英交流のいい作品になりそうだなぁ。

 

ちなみに、史実に基づいてはいますが、あくまで小説、フィクションです。これ大事なとこ。

 

 

②『虹いろ図書館のへびおとこ』 櫻井とりお (河出書房新社)

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5月に講談社のミステリーランド特集で盛り上がりましたね。今回は河出書房新社の5分シリーズ+(プラス)から出たこちらの本。

いじめが原因で、学校に行かずに図書館へ行くようになった小学6年生の「ほのか」が、たくさんの本を読み、そこで知り合った司書や少年との交流の中で成長していく物語だそうです。

 Dさん、メモとったりいろいろ分析しながら読んでるんですね、すごい!

ところでこちらなんと、第1回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作!いつからそんな賞が?

氷室冴子といえば、読み書き堂が中学生のころ、女子に大人気の作家さんで、氷室さんと新井素子さんが双璧でした~。

こういう作品、あのころはまだ「ラノベ」とは言ってなかった気がしますが、「ジュブナイル」?そういうジャンルありましたねぇ。

忘れちゃいけないコバルト文庫、読んだ読んだ。一時期、藤本ひとみさんのまんが家マリナシリーズにハマって、、、今や重厚なフランスの歴史ものを書いてらっしゃいますけれども、コバルトノベル大賞をとった『眼差し』(藤本瞳名義)がすごーく印象に残ってるんですよ。

 

みたいな感じで、どんどん話が広がりました。2冊だけなので思う存分脱線できて、楽しかったです。

 やっぱりリアルはいいです

さて8月は、栃木図書館で開催を予定しています。

詳細は追ってお知らせします☆

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