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2018年2月19日 (月)

世界は広く果てしない

2018年2月読書会@栃木図書館のご報告です。

画像を追加し、あらためての更新です~(^^ゞ

①『マイナス50℃の世界』米原万里(角川ソフィア文庫)

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きょうはだいぶ寒さも和らいだけれど、極寒の日光へアイスホッケー観戦に行った折り、オイミャコンに比べれば日光の寒さなんて、と教わった本。

ほんとに寒くなるとタイヤチェーンなんか要らないとか、釣った魚が3秒で凍るとか、究極寒いエピソードも興味深いのですが、

この地方に伝わる伝説では、祖先はどうやら暖かい地方から来たらしい。

なんでまたこんな極寒の地に?というその理由付けが、民族の歴史を知る手がかりがこういうところにあらわれるんだなぁ~って、興味深かったです。(知りたい人は読んでくださいね)

 

 

②『10万個の子宮』村中璃子(平凡社)

レジュメ作成してご紹介くださいました。

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ワクチン接種と、症状の因果関係が、あるのかないのか。

報道から受けていた印象と実際の症例の数(割合)とが、だいぶ違っていました。

膨大なデータを前にして、立場によってこんなにも主張が食い違うんだなというのを、あらためて感じました。

結論は裁判に持ち込まれて、結論が出るには長い年月がかかるのでしょう。

余談ですが、国が定期接種を始める2013年に先んじて、2010年に全国で初めて集団接種を行ったのは栃木県大田原市。

 

 

③『うしろめたさの人類学』松村圭一郎(ミシマ社)

②の紹介を受けて「こっちの方が関連性あるかなぁ」と、

予定とは別の、買ったばかりの本を見せてくださいました。

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うしろめたさの例が分かりやすかったのと、

とても身近なことについて、新たな視点を教えてもらいました。

社会的な意味での環境(つまり周囲の人々との関係性)ってものをすごく、考えさせられました。

 

 

④『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘(中公文庫)

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好きな本といったらこれ!ということで持ってきてくださったのがこちら。

吉田さんといえばクラフト・エヴィング商會のイメージでした。

小説も書いてらっしゃるんですね。

読んでいる間は、本の中の街にいるような気分になれるそうです。。。

お話を聞いていて、むかしそんな雰囲気の本を読んだことがあったなぁと、徐々に思い出しました。

ははぁ、そうだ。わたし『つむじ風食堂の夜』読みました!

 

 

⑤『ギリシャ神話』アポロドーロス(岩波文庫)

大地母神の研究をされているということで、こちらの本。

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ギリシャ神話もいろんな人が書いたバージョンがあるそうで、周辺地域に伝わる古い伝承を取り込んでいるとか、大地母神からさまざまな性質に分化されていったのだとか。

先月は古事記が出ましたけど、民族は違えど人類というのは国をまとめていくときにこういう、自分たちの歴史に正当性を与えるような神話を作るものなんですねえ。

 

 

 

今月は、話していると社会とか民族とか歴史とかの、壮大なスケールのところへ行きつくものが多かったです。

 

 

 

そして次回は3月9日(金)、蔵の街大通り沿いに昨年末オープンした悟理道珈琲工房さんで19時から開催です! 

お席に限りがありますので、参加希望の方は、コメントやメッセージでご連絡くださいませ。

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