« 11月読書会のお知らせとお願い | トップページ | 12月読書会のお知らせ!急告!2015/12/13 »

2015年12月 6日 (日)

11月読書会のご報告 2015/11/28 @カフェなずな

お待たせしました、11月読書会のご報告です。

会場は栃木市内でも屈指の人気店、カフェ・なずなさん。

栃木のブックイベントではおなじみの、北尾トロさん・えのきどいちろうさんのトークイベント、今年の春には【季刊レポCD】の発売記念ライブを開催してきましたが、蔵の街読書Cafeは初めての開催です。

 


店主さんは「超」が付くほどの本好き、映画好き、漫画好き(あと猫好き)で、ファンも多く、彼女と話したいがために、なるべく混んでない時間を選んで訪れる常連客もいるほどです。

今回の参加者は女性ばかり3名で、ゆったりティータイムを楽しみつつ、さながら《淑女会》の様相を呈し(笑)、1冊から広がる話題を存分に語り合うことができました。

 

さて今回のラインナップ~~~

①『ウール100%』フジモトマサル(文化出版局)

&『まりーちゃんとひつじ』フランソワーズ・作絵/与田準一・訳(岩波書店)

20151128_165414

 

2冊セットでの紹介です。1122日にお亡くなりになったフジモトマサルさんへの追悼の気持ちを込めて。

 

この『ウール100%』は、仲良しのプラナリアブックスさんから買った本で、ちょいちょい本棚から取り出してめくりたくなる、お気に入りの1冊。

素朴でお人よし()なヒツジのドリーが、お友達のハルミさんやボーイフレンドのつむじくんと繰り広げる、ちょっとひねりのきいた日常に、固くなった頭や心がほぐされるのです。

そしてつい先日、ふらりと訪れた結城の本屋さんでなんとなく手にした『まりーちゃんとひつじ』というかわいい絵本。このひつじ「ぱたぽん」という名前です。えっ、ぱたぽん!?

なんと、『ウール100%』のドリーが大事にしている羊の人形が「ぱたぽん」なのです。

これがモデルだったのか~!と嬉しくなり、買ってしまったのでした。

 twitterでフジモトさんの訃報を目にしたのは、それからほんの数日後、、、


『にょっ記』シリーズの装丁や『村上さんのところ』の挿画で人気のイラストレーター・漫画家さんです。

画文集『最終電車ならとっくに行ってしまった』(新潮社)も読みましたが、どこか達観したような、それでいてちょっと毒のある文章はなんだか癖になる味わいでした。もっとこの人の書く文章も読みたいなと思っていたのです。

 

新たな作品はもう生まれないとしても、まだ読んでない作品があるというのは、幸いと思うべきなのでしょうか。

 

 

 

②『ショック・ドクトリン-惨事便乗型資本主義の正体を暴く』上・下 著:ナオミ・クライン(岩波書店)

20151128_172436_1

社会派なセレクトも多いIさんから、今月はショック・ドクトリン。

初めて聞く言葉ですが、副題の惨事便乗型という言葉がすでに恐ろしい。

要するに、戦争、津波、ハリケーンなどの大規模な危機につけこんで、人びとが茫然自失から覚める前に、過激な市場主義経済改革を強行することだそうです。中には便乗というよりもそういった危機を意識的に招いている場合もあるようで、なんだかスペクタクル映画の設定みたい。

世の中を動かしているのは国家とか政治とかでなく、一部の巨大な経済力を持つ企業や投資家たちなのでしょうか。地球はどこへ向かってるの?という気分になってしまいました。

9.11でさえ、そんな陰謀のひとつだという説があるのですね。それを暴いたのだとすると、この著者は命を狙われたりしないのかしら。。。

でも知ったところで、我々庶民にはもうどうすることもできないレベルの話のような気もするし。

虫のいい話ですが、とりあえず自分のまわりだけでも穏やかな日々が送れるよう願うばかりです。

 

③「じゅんびはいいかい」荒井良二・作絵(学研)

&「ぐるぐるぐるぽん」加藤志異・作、竹内通雅・絵(文渓堂)

絵が気に入って選んだという楽しい絵本2冊にまつわるエピソードを、Tさんが紹介してくれました。

『じゅんびはいいかい』の作者で、今や超売れっ子の荒井良二さん。

そのデビュー作を刊行した吉祥寺のちいさな絵本屋さん・トムズボックスのこと。

小さいながらも、原画展などさまざまなイベントを催し、新たな絵本作家さんの発掘や育成に力を入れている、編集者というか、版元まで兼ねたような本屋さんなのです。

チェーンの書店にしか勤めたことのない読み書き堂にとってはあこがれの存在。。。

今年いっぱいでお店は閉めてしまうそうですが、絵本屋としての活動はきっと続いていくのでしょう。

『ぐるぐるぐるぽん』は、子供が喜ぶ《さかさことば》の絵本。

作者の加藤志異さんは妖怪が大好きで、妖怪になるのが夢というちょっと不思議な人らしいです。

20151128_175525_1

そして、紹介者さんが学悠館高校の公開講座で制作したという

絵本「太陽から逃げろ」も披露してくださいました。

優しい色合いがいいですね。



 



このときひとりでお店に来ていた市内在住のYさんは《踊る人》

会社員ながら、毎年インドに行って本場の先生に舞踊を習っているというほどの筋金入りです。

じつはそのYさんから、12月の発表会で踊るときに、短い詩を読んでほしいというご依頼を読み書き堂に頂いてまして。


読書会が一段落したところでごあいさつすると、Yさんとバレエ好きのIさんとでお話が盛り上がり、その発表会をIさんも見に来たいという展開に!

楽しみなような、緊張感が倍増するような…(笑)


それでもこんなふうに、それぞれの好きな分野でつながる新たな出会いの場面に遭遇すると、なんだかわくわくします。

 

 

 

 

|

« 11月読書会のお知らせとお願い | トップページ | 12月読書会のお知らせ!急告!2015/12/13 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/204760/62820036

この記事へのトラックバック一覧です: 11月読書会のご報告 2015/11/28 @カフェなずな:

« 11月読書会のお知らせとお願い | トップページ | 12月読書会のお知らせ!急告!2015/12/13 »