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2015年1月 3日 (土)

12月読書会の報告

12月27日に、旧清水屋本店さんで開催した読書カフェのまとめです。

今回は6名集まってくださいました。寒い中、ありがとうございました。

以下、紹介された本と、一言感想です。。。

①『一度、死んでみましたが』神足裕司(集英社)

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突然のくも膜下出血に倒れ、生死の境をさまよい、奇跡の生還を遂げたコータリさんの、回復途上にしか書けない文章。
「渾身の闘病記」とかいう感じではないです。自分の遭遇した現象を、受け入れるしかなかった状況から、命は取り留めたもののすんなりと元通りにはいかない高次脳障害の影響。
それでもやっぱり「書くこと」がコータリさんの生きる力なのでした。

② 『フランス人は10 着しか服を持たない』ジェニファー・L・スコット(大和書房)

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本当に欲しいものだけを買う。こんなシンプルな暮らしがなぜかとっても難しいのです。

あこがれますね。自分をきちんと知るってことが大切なようです。


アメリカ化して、大量消費が常となってしまった日本人ですが、小欲知足が美徳だった時代もあったということを思い出しましょう。

③ 『ありのままの自分に○をつけよう』心屋仁之助 (三笠書房)

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♪ありのー ままのー

いや、そうじゃなくて。ここは「自分にまる」がポイント。

人間関係に悩む人は多いけど、突き詰めると、自分との折り合いがうまくつけられない人が増えてるんじゃないですかね。
これも自分と向き合う本です。

 

④『晴れときどき涙雨』高田郁  (幻冬舎)

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人気時代小説家のエッセイ。
時代小説はヒットするとシリーズ化してどんどん新作が出る。そのスピードは、連載を書籍化するコミックス単行本より過酷なのではないかと思います。

読者の、早く次を読みたい!という声にこたえ続けるのは体力的にも、精神的にもしんどいことでしょう。

どんな風に書くことと向き合っているのか、こういう作品で垣間見ることができると、ますますファンが増えますね。

⑤童話集付きCD『伝説の地』クスコ

Cusco

普通に音楽だけ聞いても立派なアルバムですけど、短編集として一冊の本になって、そこに音楽が寄り添う形になるというのもとても面白い試みです。

実はこれ、訳詞を手掛ける人の翻訳があまりにもひどかったので、紹介者さんが依頼されて訳し直したという逸話があるのだそうです。

曲目リスト
1. ワルツはじまり物語
  2. キツネと貴婦人
3. 美女と野獣
4. 初恋
5. 星伝説
6. 世界いち幸運な少年の話
7. 魔法のダンス・シューズ
8. カエルの王様
9. 孤独な薔薇
10. ソリチュード

⑥ ハリー・クラーク (監修:海野弘)パイ・インターナショナル

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ハリー・クラークはアイルランドの挿絵画家です。
その画風は緻密で耽美的。
キラキラした装丁が素敵ですねー。

ちょっとビアズリーやウィリアム・モリスっぽい。と思ったらステンドグラスのアーティストでもあったそうで、それもモリスを彷彿とさせますね。


そしてこの、監修者の海野さんにも注目。 同じ出版社から、モリス、そしてピアズリーについて海野さんが監修した本が出ているので、そちらも読んでみたくなりました。

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ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

さて、年もあらたまり、1月は今のところ25日の夜に開催しようと思ってます。
場所が決まりましたら、あらためてお知らせします。

寒い日が続きますので、みなさまご自愛ください。

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