« 豆本としおりのワークショップをやります♪  2014/11/2 | トップページ | 豆本ワークショップ @MOROcraft ご報告 »

2014年10月28日 (火)

10月読書会のご報告

今月は伝建地区・嘉右衛門町の「Lydie tells a small lie」さんで初めての開催となりました。蔵を改装した、おしゃれなセレクトショップです。 

 

ここは以前、なんと「屋内釣り堀」でした。じつは私も書店員時代に、釣りに来たことがあります。コンクリート製の水槽があり、金魚が釣れました。

 

その後何年もしないうちに営業をやめてしまって、まさか取り壊されるのかと心配していたら、こーんな素敵なお店ができて、嬉しいことです。

 

  

 

さて読書会当日、時間ぎりぎりに職場から「とち介」Tシャツで直行したのですが、着いたらテーブルとイスがすでにセッティングされていて、テーブルの中央には乙女な灯りが☆

Pa260002
店主の美樹さん、スタンバイありがとうございます!

 

読書会の告知を見てくださったみなさんは、会場の長い店名が気になっていたようで、途中で参加者の一人から「店名の由来を聞きたい」とリクエストが。

 

そこで、美樹さんから

 

「訳すと《リディは小さな嘘をつく》という意味。リディという名の、ちょっと意地悪なところもあるけど憎めないような女の子を想定して、その子のお部屋というイメージでお店づくりをしました」

 

と、なんとも素敵なストーリーが紹介されました。

 

 

 =========================

 

今回紹介されたのは次の6冊。

 

 

   『大坊珈琲店』大坊勝次(誠文堂新光社)

 

南青山で38年間続いた名店が、昨年末、惜しまれながら静かに閉店しました。前半は店主によるエッセイ風の「マニュアル」、間に関戸勇さんによる店の写真集を挟んで、後半は店に縁のある35人による寄稿文集という構成。

 

こだわりを持ってコーヒーとの時間をさりげなく演出してきた姿勢がにじみ出て、縦長の判型や、打ちっぱなしのコンクリートのような灰色一色のカバー、臙脂色の布装に箔押しのタイトルという凝りようも納得の一冊です。装幀はデザイナーの猿山修さん。

 

  

 

 『うづま有情』梶原一豊(ふろんてぃあ)

昭和5060年代に栃木市で刊行されていた『うづまっこ』というタウン誌に掲載された編集後記を、発刊10年の節目にまとめたもの。地域振興と若者を応援する熱意があふれています。

40代で病に斃れた著者が、もしいまも永らえていたら、栃木の街は変わっていたかもしれない。と、紹介者さん。

Pa260011


 

 

  『正しい家計管理』林總(WAVE出版)

Pa260009

表紙はかわいいですが、内容は論理的かつ実践的な家庭での経済管理指南書だそうです。

 

毎日家計簿をつけていても減らない支出に頭を悩ませるよりも、家計全体の資産を具体的に把握することや、予算を立てること、自己努力で減らすことのできない支出をコントロールする大切さが説かれているらしいです。

 

削れないのは何費?とか、通信費にいくらかかってます?と、具体的な話題になりました。

 

 

 

 

 『童謡 凧』竹久夢二(研究社※大空社復刻版)

Pa260005

編集も挿絵も、ブックデザインまるごと夢二。

お持ちいただいたのは復刻版ですが、オリジナルは大正15年発行で、まさに大正ロマン爛漫のころ。画像は函の表紙です、中の表紙が「凧」という漢字のレタリング・デザインになっているので、気になるかたはどこかで実物を探してください(笑)。

個人的には筆遣いの雰囲気を残したひらがなの書体にときめいてしまいました。

 

 『のんのんばぁとオレ・愛蔵版』水木しげる(角川書店)

 

ドラマにもなった妖怪漫画家の自伝的作品。

夜の闇のこわさ、小さいころに聞かされた妖怪話や、田舎のトイレ(お便所、というほうが気分的にふさわしいですね)が家の外にあったことなどで盛り上がりました。

Pa260007
これは2007年にフランス・アングレームの漫画フェスティバルで最優秀賞を受賞したことを記念して製作された、フランス版装丁の限定版。

 

 

 

 

 

 『日本人のこころ』五木寛之(講談社)

 

紹介者さんは金沢の街が大好きだそうです。金沢といえば加賀の国。この辺りは歴史的に自治に対する意識が強いそうで、「百姓の持ちたる国」について語ってくれました。

 

「一向一揆」ぐらいは歴史の授業で習った記憶がありますが、「自治」という視点で考えたことはなかったので、新鮮でした。

 

 

 

==========================

  

今回も実用書から漫画まで。そして復刻版や愛蔵版など、本の中身も外側も、お楽しみいただけたかと思います。

 

  

さて、新井さんから主宰を引き継いだ【蔵の街読書カフェ】ですが、

 

この3か月、試行錯誤しながら、場所も曜日もそのつど変えて開催してきました。

 

 

8月は蔵の街大通り沿いのMOROcraftさん、

 

9月はそのお向かいの旧清水屋本店さん、

 

そして今月、伝建地区のLydie tells a small lieさん

 

 

…と、振り返ってみれば、いずれも【蔵の街】を象徴するような場所を使わせていただくことができて、とてもありがたく思っています。

 

 読書を楽しむことはもちろんですが、蔵の街ならではの場所を活用していく、ということも同時進行で実践していけたらいいなぁと、後付けながら考えています。

 

 

 

~~~~~~~~~~~

 

さあ、来月はどこで開催しましょうか♪

 

 ちなみに、112日(日)には豆本ユニット「日めくり工房」として、MOROcraftさんで豆本と簡単しおりのワークショップを開催します。お時間のある方は、どうぞ遊びに来てください。

 

 

 

 

 

|

« 豆本としおりのワークショップをやります♪  2014/11/2 | トップページ | 豆本ワークショップ @MOROcraft ご報告 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/204760/60559086

この記事へのトラックバック一覧です: 10月読書会のご報告:

« 豆本としおりのワークショップをやります♪  2014/11/2 | トップページ | 豆本ワークショップ @MOROcraft ご報告 »