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2010年12月 4日 (土)

お屋敷と蓄音機 ~日本のジャズを聴く~ ①

去る11月29日に行ってきたイベントのお話です。
かなり広がりのある話なので、数回に分けて書きたいと思います。
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その一

なんてぜいたくな企画なんでしょう。
千駄木・旧安田邸は、日本ナショナルトラストが保存管理する、大正期の貴重な近代和風建築。
ここの洋風応接室で、このお屋敷に残されていた1910年代の米国製蓄音機による音楽会。しかも解説付きで、昭和初期の日本ジャズのレコードを聴かせてくれるというのです。
建築好き、レトロ趣味、音楽も好きなわたしの嗜好をみごと串刺しにしてくれてます。

そもそもは、ブラタモリを見たのがきっかけでした。
【住まい】をテーマにしたその回で、いまも残る長屋や洋館とともに紹介されたのが旧安田楠雄邸。
もともとは「豊島園」の創設者、藤田好三郎が建てた屋敷だったそうです。
外観は和風ですが、一間だけ、応接室として洋間を作るのが当時のステイタスだったのだとか。

とても印象に残り、番組を見たあとパソコンで調べたら、季節の行事などのイベントも行っている様子。
そして一番近い開催が「不忍ブックストリート」主催の上記イベントだったというわけです。

不忍ブックストリートといえば、あの【一箱古本市】の生みの親、南陀楼綾繁さんが
中心となって活動している「不忍・本と散歩が似合う街」プロジェクトです。

そして一箱古本市といえば、わたしが約1年前わざわざ広島まで出掛けていって
北尾トロさんや湊かなえさんのトークショーと一緒に楽しんだ、
本好きによる本好きのためのフリーマーケットのことですよ。

思わぬところで興味ある分野がリンクしたこのイベント、
これはぜひ行かねば。と、すぐに予約の手続きをしたのでした。

して、ジャズレコードの演奏会なのに、何故ブックストリートが主催かと言えば、
『日本・スウィングタイム』(講談社)刊行記念、と銘打っているではありませんか。
南陀楼さんがこの本のことを知り、旧安田邸にある蓄音機と結びつけたご縁なのだそうです。

ええと、ジャズは好きだし、昭和の歌謡曲とかもけっこう知ってる方だけど、
戦前の日本のジャズ?だいじょうぶか、わたし。

というわけで、ちょっとだけ予習をしました。
曲の解説をしてくださるのが『日本・スウィングタイム』(講談社)の著者・毛利眞人さん。
プロフィールによると1972生まれ、あ、同い年。そしてNHKラジオ深夜便で「懐かしのSP盤コーナー」…
あーこのひと知ってる! 深夜便で古いレコード紹介してる人。
童謡歌手特集のときに、お祖母さまか大おばさまが小さいころ童謡歌手だったとかいう話を聞いてすごくおもしろかったの覚えてる。
わたしと同い年なのに、アンカーも驚くほど言葉遣いが異常に丁寧で、
だけどわざとらしくないというか、謙譲語を慣れた感じで自然に使いこなしてて、
実家がお寺だとかそんな話もしてたから、すごく印象に残ってた。。。
あのひとが古い日本のジャズの本を出したのか~。すごいなぁ。

それにしても、不思議なくらいどんどん話がつながっていく、
偶然というには出来すぎな興味のいもづる現象です。

              ************つづく。

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