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2010年9月

2010年9月20日 (月)

『ほしいものはなんですか』益田ミリ(ミシマ社)

けっきょくはみんな、「ないものねだり」しているだけなのかもしれないですね。

『結婚しなくていいですか すーちゃんの明日』がアラサー・アラフォー女性の間でブレイクした益田ミリさんの、ゆるいけど皮肉も利いてるコミックです。

片や子持ちの専業主婦40歳。その義妹で未婚の35歳。このまま何にもなれず終わるのかな…
そんな心の内側を、小学生リナちゃんの素直(?)な心が切れ味鋭く吹き抜けます。
「ママ、40歳は嫌なの?」「若いほうがお得なの?」
なにげない言葉に、はっとさせられ、うーん、と考えてしまいます。
 
おとなの言い訳や、女性特有のひがみ根性が浮き彫りにされて、
爽快な読後感とはいかないけれど、、、(ここがすーちゃんと違うところかな)
身につまされ、自分が諭されているような気がしました。

女心が分からないとお嘆きの男性諸氏にもお勧めの一冊です。

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2010年9月 7日 (火)

冒険ドライブ

日曜日。
静岡からの帰途、中央高速は八王子まで35km3時間半の渋滞表示。。。

乗り合わせの都合もあり、今回、往きは群馬の太田から
北関東道、関越、圏央と乗り継いで中央道というルートでした。

帰りもたいがい同じルートを通るのですが、渋滞に巻き込まれると運転手さんはぐったりです。

3時間渋滞にはまっているよりは、距離が多少伸びても走っていたほうが精神的にラクだからと、
大月Jct.で同乗者だれも行ったことのない甲府方面へ、
いざ冒険ドライブ。

日も暮れて、ちょっとドキドキしながら勝沼インターを降りていくと、
眼下に拡がる夜景が出迎えてくれました。
都会のような派手さはないけれど、盆地だということがよくわかる、静かで情緒ある夜景です。

両側に延々続くぶどう畑を眺めながらどんどん下り、
ささやかな街を過ぎると、周辺は一気に暗闇で、こんどは上りです。
笛吹川沿いに、発電所がいくつもあるらしい。
目指すは雁坂峠。雁坂トンネルだ!

通行料710円って。いまなら高速で河口湖から太田まで行っても1000円なのに~。
と思いつつ、有人の料金所を通る、夜八時過ぎ。
徴収係のおじさんは一晩じゅうここにいるんだろうか。。。きっと近くの事務所に交代要員もいるんだろうけど、ご苦労様です。

さて、トンネルに入ると、まっすぐ。まっすぐ。
トンネルの照明がどちらにもカーブしないで、正面に遠近法で云うところの「消失点」が見える。

うえぇ、圏央道にもけっこう長いトンネル多いけど、こんなまっすぐなのってみたこと無い!

と、興奮しつつ車は進む。。。3分、4分、まだまっすぐ。ゆるく上ってきた道が、まっすぐなまま下りに転じたのがわかる。ナビ画面も、ひたすらまっすぐで、これだけ見てると進んでいるのかどうかわからない。
なんだか、終わりが見えなくて怖い~。

やっとカーブが見えてきたときは、ほっとした。

あとで調べたら、長さ6625メートルは、一般国道で最長のトンネルだって。
まっすぐっぷりも、国内最高レベルだと思うよ。

トンネルを抜けると待ってましたとばかりに大きなカーブ、そしてまたトンネル。
しばらく行くと、ナビ画面に、不思議なものが写し出された。

道が、豚のしっぽのように、くるんと丸まっている。

こんなかんじ。 Cocolog_oekaki_2010_09_07_15_21

どういうこと~?と、また騒いでいると、闇に浮かぶ光の列が見えてきました…
暗いからわからないけど、よく見ると明りがゆらゆら、水面に映っているらしい。
ここ、湖?
そうか、ダムだ。道脇に「滝沢ダム」の表示が見えた。
うわー。どうなってるんだろう、実際の景色は。昼間に見てみたいぞ。

そして問題の「くるん」部分。道は下り始めます。大きなカーブで、ぐるーっと谷底へ降りて行きます。
これがいわゆる「ループ橋」ってやつですかぁ。
道路の両側にある白い照明が、ちょっと銀河鉄道にでも乗っているような気分を演出。
これはこれで神秘的だけど、明るい時に景色を見てみたい!という声が上がる。

機会があったら、つまり、中央道で3時間以上の渋滞になっていたら、迷わずこっちを走ろう。
排気ガスの中をのろのろと、眠気と戦いイライラしながら進むより、精神的にずっといい。

やがて車は秩父を抜けて熊谷方面へ。。。
けっきょくそのまま高速には乗らずに帰ってきました。
じつは雁坂トンネルの手前にもう一つ有料区間があったのですが、合わせても1,120円。
ちょっと遠回りでも、通常の高速料金と比べたら、はるかにお得です。

なんだかすごーく遠いところへ行ってきた気分。
あのまま渋滞に突入してたら、運転手以外みんな寝てただろう時間に、
けっこうなレジャー気分を味わうことができて、楽しかった!

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