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2010年8月

2010年8月19日 (木)

待望の『ton paris』 茂田井武のパリ画集

多くのファンの支持を受け、ついに復刊された『トンパリ』は
茂田井武、若き日のパリ滞在絵日記とでもいうべき作品。

過日、桐生の大川美術館で図録を買うのを我慢して
この『トンパリ』の復刊を待っていたのです!

装丁も素敵ですね~。左側は外函、右側が本体です。
見開きで描かれたサン・フェルディナン広場を外装に採用し、
本体は古びた画帳の雰囲気を再現しています。

画帳という性質上、ページの両面に絵や字がありますが、
実物は、展示のため一頁ずつ額装されているので、
裏面は観ることができません。

会期の後半で裏表を入れ替えて展示したようですが、
この『トンパリ』なら、まさに画帳をめくるのと同じ感覚で、
武井のパリでの日々を追うことができるのです。

滞在中にわが尊敬する山本夏彦氏と出会い、
終生の友だったというのも、意外ながら「縁」を感じます。。。

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2010年8月12日 (木)

村上さんの『おおきな木』

~あらすじ~

おおきな木と遊ぶのが大好きな男の子がいました。
木登りしたり、ブランコしたり、、、

やがて大きくなり、彼が「お金が欲しい」というと
木は自分の実を差し出して、「売ればお金になる」といい、
家が欲しいといえば枝を切って使わせ、
とうとう幹まで切って船を作り、彼は遠くへ行ってしまう。

けれど最後に、老いて戻ってきた彼は
切り株だけになって「もう何もない」という木に、
「座って休むところが欲しいんだよ」といって、腰掛けるのでした。。。

    *  *  *  *  *

シルヴァスタインの『おおきな木』
(原題『The Giving Tree』 初版1964年アメリカ)といえば、
与え続ける無償の愛を描いた名作として支持されていますね。

子供のころよりも、思春期や大人になってから
その魅力を【再発見】する人が多い絵本ですが、

このたび、あすなろ書房さんから
なんとあの村上春樹氏の訳で、新登場だそうです☆

http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117834/49044727

ちょっと身勝手に思える男の子の振る舞いや、
船出する彼を見送ったあとの木の思い。
そして再会した二人が言葉を交わす場面。。。

村上さんがどんな日本語で表現しているのか、
これは、気になりますね!

余談になりますが、この本じつは
元の出版社・篠崎書林さんが倒産したので
版権が移ったようです。

赤毛のアンの作者モンゴメリの関連書籍や
語学書などを出していたらしいですが、
『おおきな木』ほどのロング・セラーを持っていても、
これ一本では生き残れないんですね、出版業界。

厳しいなぁ。

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