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2010年6月 5日 (土)

あなたのとなりの死刑。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html

5/30放送のETV特集「“死刑裁判”の現場~ある検事と死刑囚の44年~」を視ました。
最高検察庁の元検事が、かつて関わった強盗殺人事件と
その被告(死刑囚)について振り返り、
死刑とはなにかを考えるというドキュメンタリです。

もと検事は31歳の時、強盗殺人を犯した22歳の被告に対し、死刑を求刑します。
判決は死刑。その後、検事あてにその死刑囚から年賀状が届いたことをきっかけに、
2人は刑の執行まで6年もの間、手紙のやり取りを続けます。

その中で検事は、死刑囚が後悔と反省の日々を送っていることを感じ、
恩赦にできないかとさえ考えるようになります。

しかし、刑は執行されました。

あれから約40年。元検事は齢70を超えたいまも、
あの死刑囚を忘れることはできません。

番組では、死刑囚の生い立ちや事件後の周囲の反応を取材し、
裁判に携わった弁護士や裁判官にも話を聞き、
書き残されたものから拘置所での生活に迫ります。

また、スタジオに刑場を再現し、
じっさいの死刑執行に立ち会ったこともある元検事が、
その様子や心情を語る場面もあります。

死刑囚には労役を課されないことが一般的に知られていますが、
許可を得れば内職のような作業をして収入を得ることができるだとか、
むかしは小鳥を飼うことも許されていたとか、
知らないことがいっぱい出てきます。

夜は自殺を防ぐために消灯ではなく減灯といって、ある程度までしか暗くならないし、
入浴時間は、服を脱いでお風呂に入ってまた着るまでで15分だそうです。
そんな生活を何年も続けるなんて、想像できますか?

でも、殺された人や遺族のことを考えたら、犯人が生きていると思うだけで、
耐え難い苦しみ、悲しみ、そして怒りがずっと続くのだと思います。

死刑のことを、やれ税金の無駄遣いだとか、人権侵害だとか、
中途半端な知識だけで語るのは乱暴なことかもしれません。
だからと言って目をそむけていていいということではありません。
いつ自分が裁判員に選ばれないとも限らないし、
家族や親せきが過ちを犯すことだって、ないとは言い切れないのですから。

日本一重い刑罰。
みんなもっと、知ろうとするべきだと思います。

この番組、書籍化されないかなぁ。。。

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