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2008年2月

2008年2月23日 (土)

春近し。

異動の季節です、か?

チェーンで一番近い、隣市の店長さんが辞めるとのことで、昨年秋にうちの店に来た社員さんが、そこへ移ることになりました。半年足らずでまた転勤とは、、、あわただしいですなぁ。

そして、うちの店で、わたしより3ヶ月くらい早く入ったアルバイトの女子(20代なかば)が、社員になるそうです。脱、非正規雇用。すばらしい。

じつはけっこう、人の出入りが激しいチェーン書店です。

転勤になる社員さんは、引継ぎのため週明けから新店のほうへ行くとのことで、わたしとは実質的にきょうが最後。帰るときに挨拶をしたら、「大きなお世話だけど、お前は就職しないん?」といわれました。深く考えていたわけでもないのですが、そのときわたしは「就職するくらいなら自分でなにかやろうかなぁ」と口走っていました。

そうなのです。漠然とですが、小さくてもいつか自分のお店を持ちたいな、と。

訪れてくれる人に、ひとりでゆっくり本を読んだり、手紙を書いたり、お茶を飲んだり、、、そういう、心にゆとりを持てる時間と空間を提供できたらいいなと思うのです。

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2008年2月12日 (火)

『左利き』

某出版社の『本』という小冊子に、立川志の輔は左利きという話が出てました。
左利きといえども、落語で食べる所作をするときは
右手に箸(に見立てた扇子)を持つんだそうで。

とある落語に、侍が出てきてエイヤッと刀を抜く場面があり、
興が乗ってくるとつい利き手で抜きそうになるが、それをやってはダメなんだ。
すると話を聞いていた若い編集者が、「江戸時代にも左利きの侍はいただろう」と。

ええと、堀井憲一郎という人が書いた文章です。
いちおう出所を明らかにしておかないと。

それでですね。
堀井さんが言うのに、江戸時代、もちろん生まれつき左利きって人はいただろうけど、
刀を左で抜く侍は絶対にいなかった。
なんでかというと、刀は左の腰に差すものと決まっていたから。

もちろんそれは右利きの人なら当然そうなるというだけのことで。
世の中の主流は右利きゆえに、それが定着していったのだと思いますが。

すれ違うときは刀同士がぶつからないよう、互いの左側を通る。
座敷などに通されたときは、「抜きませんよ」という意思表示として、
鞘ごと外して自分の右側に置く。
もし逆に置いていたら、「こいつ、いつ切りかかってくるかわからんぞ」
と、大騒ぎになってしまう。
侍の時代には、そういう「作法」が出来上がっていたのだ、という話でした。

一事が万事でお侍さんに限らず、世間の常識が右利き用にできてる。
つまり生来は左利きだったとしても、
それでは都合の悪いことがいっぱい出てくる。
だからみんな小さいうちに直されちゃってたんですね。

現代人は左利きでもそこまで困らない。
たとえば、ハサミは右手で使うけどお箸は左手、でもかまわない。
美容師さんなんかは、左利き用のハサミを使ってる人もいるでしょう。
そういう時代だから、左で刀を抜く侍もいたんじゃないか、
という発想が出てくるわけです。

当たり前のようなことにも由来というか、ちゃんと根拠があったんだけど、
それがいつの間にか忘れ去られているっていう一例ですね。

この堀井さんという人は噺家ではありませんが、この雑誌で毎月
落語を引き合いにして、現代社会を見つめなおすきっかけを
つくってくれるような文章を書いています。
これがけっこう、目からウロコで面白い。

いま、朝ドラが落語だし。ブームとはいかないまでも、
ここ数年落語に興味持つ人が増えてるような気がしますね。
わたしも落語ファンというわけではありませんが、いいことだと思います。

いや、なにを隠そう、中学のとき【落語研究クラブ】に入ってたんですよ。
文化祭で一度だけ、黄八丈を着て体育館のステージにちょこんと座布団敷いてね。
覚えたとおりしゃべるのに必死で、その落語がうけたかどうかなんて
まったく覚えちゃいません。

えー、おあとがよろしいようで。

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2008年2月 3日 (日)

図書館へ

先日、上野の「国際こども図書館」へ行ってきました。
ここは1906年に建てられた帝国図書館を保存・再生するプロジェクトとして改修され、
現在は国立国会図書館の支部図書館として運営されています。

わたしが編集講座に通っていたときに、クラスメートでこの図書館を取材した人がいて、
いつかは来たいと思っていたのです。しかも、開催中の展示が「チェコへの扉」。
小さいころから今に至るまで、チャペック兄弟の『こいぬとこねこはゆかいな仲間』や
『ダーシェンカ』が大好きなので、これはぜひ観ておきたいと思ったのです。

建物の一部をサンルームのようにガラスで覆って、室内から外壁を鑑賞できるなど、
ただ保存するだけでなく、その価値を一般にも啓蒙しようとする姿勢が見えます。
チェコ絵本についての資料や説明パネルも、とても入場無料とは思えない充実ぶり。
図録は申し込み制とのこと。もちろん、お願いしてきました。

外は風が冷たかったけれど、ある種の感動で心はホクホクです。
ときにはちょっと遠くの図書館へ足を伸ばしてみるのもいいですよ。

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