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2007年6月

2007年6月25日 (月)

苦節4年

たいした苦労はしてませんが、本屋勤めも来月で丸4年。

先日、社員さんに初めて「棚をやってみないか」といわれました。それも、文芸の棚をです。書店員にとって、棚をいじらせてもらえるというのは、うーん。たとえば「今度のプレゼン、お前が企画書書いてみろ」といわれたようなもの、でしょうか。「最近マンネリというか、煮詰まってるから。違う感性で並べてもらったら動きが出るかと思って」とのこと。

これまで、整理や補充以外で棚をいじるなんてことありませんでしたからね。ときどき自主的にポップを作ったりはしていましたが、、、どこから手をつけていいかわかりません。

すると社員さんが、まずは棚4本分ごそっと本を抜いて、自分がどんな基準で並べているかを教えてくれたので、とりあえずそれに沿って、自分の感覚で並べる本を決めていきました。

一押しの面出し本はすぐに決められても、二番目、三番目、とその他、の区切りがなかなかきめられません。時間ばかりかかって。最後は集中力も切れて、なんだかぐだぐだになってしまいました。

金曜に並べて、この土日は出勤ではなかったので、明日売り上げ短冊を見るのが楽しみです。一冊も売れてないってことも、十分あり得ますが。それより怖いのは、店長に並べ直されてしまっているかも知れないということですね。

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2007年6月12日 (火)

お客様に「○○ありますか」と、よく聞かれます。まぁ、当たり前なんですが。

たとえば「村上春樹のキャッチャー・イン・ザ・ライはありますか」とか、そこまでピンポイントじゃなくても「ボケ予防の本は」とか、「求人情報誌は」なんていう質問はふつうです。

テレビで紹介していたダイエットの本。新聞に載っていた株の本。という質問も多いのですが、こういう場合は、チャンネルや番組名、著者または紹介者、新聞名、掲載日などを把握してきていただけるとありがたいですね。店員は昼間のテレビはあまり見ていませんので、昨日今日の情報には疎かったりします。

本屋ですから本のことを聞かれるのは当然として、本以外のものでよく聞かれるものナンバーワンは、なぜか「はんこ置いてますか」ですね。置いてあるお店もあるのでしょうが、残念ながら当店には置いてません。「簡単なものでしたら近くの100円ショップにあります」などとご案内します。最近は役所でもサインを認めようなんて動きもあるらしいですが、まだまだ日本は印鑑社会ですね。

以下、ほとんどの本屋では扱っていないと思われるもので、よく聞かれるもの。

・タウンページ(電話帳)→NTTへお問い合わせください。

・「請求書」「領収書」など→文具店または文具を扱っているスーパーやDIY系などの量販店。

たいがい本屋って、ノートやペン類の簡単な文具は扱っていますから、なんでもあると思われがちですが、本と文具は製造も販売もまったく別ルート。文具の問屋さんとの取り引きになるわけです。置けば置いただけどんどん売れるということならべつですが、本屋はあくまで本屋。お客様も「ついでに」や「たまたま」買われる程度で品数を増やせば、在庫が大きくなるだけ。現実的な問題なのです。

最近、難しくなっているのが雑誌。本屋では扱っていない雑誌というのが増えてきました。

まず、新聞などに広告を載せて電話やファクシミリで「定期購読」の申し込みを受け付けている、いわゆる「直販雑誌」です。健康系や団塊向け、趣味雑誌が多いのですが、これは出版社がお客様から直接、購読のお申し込みを受けることで、小部数でも確実な販売部数を確保して、売れる分だけ刷ることを可能にした、無駄のない販売手段です。版元から直接お客様に発送され、書店では扱いません。

そして、コンビニ雑誌と呼ばれるもの。これは、深夜系とでもいいますか、風俗雑誌や社会の裏側ルポ雑誌。まぁそんな感じで。理屈はよくわかりませんが、コンビニが販売のメインルートになっているので、通常、本屋には入荷しません。お店の立地や客層によって、あえて置いている店もありますし、もちろん注文すれば入手は可能ですが、問屋を通す書店ルートは日数がかかるので、お近くのコンビニを数件回っていただいたほうが早く手に入ると思います。

以上、本屋を上手に使う手がかりにしていただければ、幸いです。 

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